FreeBSD9.1 シェル上でTorネットワークを使うためのソフト「torsocks」を入れてみた
前回はFreeBSD9.1にTorを入れました。
FreeBSD9.1にTorを入れる - !#
この方法ですとブラウザ上からTorのsocksサーバを指定して利用、というような形であり、
コンソール/シェル上から通信を行う場合はTorネットワークを介すことはできませんでした。
シェルの環境変数 HTTP_PROXYなどにTorのSocksサーバを指定する方法もありますが、
その場合だとhttp/httpsのみの対応となってしまいます。
それを解消するために、様々なプロトコル上でTorネットワークを介することが可能になる、
torsocksというソフトを入れました。
torsocks - A transparent socks proxy for use with tor - Google Project Hosting
Portsコレクションに入っていますのですぐに設定できます。
www2122ui% cd /usr/ports/net/torsocks/ www2122ui% make config-recursive www2122ui% make install clean
これでインストール完了です。簡単。
次は設定を行います。
www2122ui% cp /usr/local/etc/torsocks.conf.sample /usr/local/etc/torsocks.conf www2122ui% vi /usr/local/etc/torsocks.conf
設定ファイルのサンプルをコピーします。
これで設定は終わってもいいのですが、
自分のみしかアクセスしないのでちょっと書き換えます
#自分だけなのでlocalはこの行だけでOK local = 127.0.0.0/255.128.0.0 ~~ #これもデフォルトのまま server = 127.0.0.1 ~~ #これもデフォルト server_port = 9050 ~~ #Torサーバ側で何も認証を設定していないならコメントアウトのままでよし #default_user = #default_pass =
特筆すべき項目はこれくらいでしょうか。
そもそもTorサーバ側でlocalhostのみアクセスを許可しているので認証は必要ないよね!
全て終わったら、前記事でもアクセスしたTorネットワークチェックサイトにシェル上でもアクセスしてみましょう。
www2122ui% torsocks w3m https://check.torproject.org/
成功したようです。torsocksコマンドについて詳しく知りたい場合は
torsocks公式サイトで確認してみてください。
torsocks公式サイト
torsocks - A transparent socks proxy for use with tor - Google Project Hosting